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X線突発天体監視速報衛星 こよう KOYOH

プレスキット

テーマ名:理工学が融合した超小型衛星システムの開発と重力波天体のX線観測

提案機関:金沢大学

広視野X 線撮像検出器を搭載して、重力波を伴うガンマ線バーストなどの突発天体をX 線で撮像観測することで発生時刻や発生方向を同定し、その情報をほぼリアルタイムで国内外の地上・宇宙の観測施設に通報する。
  • 諸元表
    サイズ 493mm×450mm×488mm
    重 量 43kg
    実施責任者 金沢大学 八木谷 聡

X(旧Twitter) タイムライン

Outline 革新的衛星技術実証3号機

「革新的衛星技術実証3号機」は、「革新的衛星技術実証プログラム」の3回目の実証機会です。
小型実証衛星3号機」(7つの実証テーマを搭載)と8機の超小型衛星キューブサットの計9機の衛星で構成されています。

» 革新的衛星技術実証3号機のミッションマークについて詳しくはこちら

ミッションマーク

小型実証衛星3号機(RAISE-3)とキューブサット5機は、2022年10月12日にイプシロンロケット6号機で打ち上げられましたが、打上げに失敗しました。

» イプシロンロケット6号機打上げ失敗に関する対応状況について

RAISE-3 小型実証衛星3号機

小型実証衛星3号機(RAISE-3)フライトモデル

概要

小型実証衛星3号機(RAISE-3)は、公募により選定された7つの部品・コンポーネント・サブシステムの実証テーマを軌道上で実証するための衛星です。

実証テーマ提案者からの要求を受けて衛星の運用を行い、実証機器の実験データおよび実験実施時の環境データを提供します。

主要諸元

打上げロケット イプシロンロケット
射場 内之浦宇宙空間観測所
打上げ(予定) 2022年度
軌道 太陽同期軌道
高度 560km
軌道傾斜角 97.6 degree
降交点通過地方太陽時 9:30
形状 ボディマウント式太陽電池パネルを有する箱型
衛星本体寸法 1m×0.8m×1m(衛星分離部は含まない)
質量 110kg
姿勢制御 三軸姿勢制御方式(地球指向、太陽指向等)
電力 太陽電池発生電力 日照時平均 BOL:>250W, EOL:>230W
ミッション部供給可能電力 BOL:max105Wh, EOL:max62Wh
ミッション期間 初期運用1か月、定常運用13か月

Theme 実証テーマ紹介   →  テーマ一覧

部品・コンポーネント・サブシステム(小型実証衛星3号機に搭載)

01低軌道衛星MIMO/IoT伝送装置 LEOMI

テーマ名:衛星MIMO技術を活用した920MHz帯衛星IoTプラットフォームの軌道上実証

提案機関:日本電信電話株式会社

低軌道衛星から地上への通信周波数利用効率を向上させる衛星MIMO 技術評価、および複数LPWA 方式に対応する超広域衛星IoTプラットフォームコンセプト技術評価のための軌道上実証を行う。
  • 諸元表
    サイズ LEOMI-TRX:150mm×150mm×150mm
    LEOMI-LANT:172mm×172mm×42mm
    LEOMI-XANT:71mm×71mm×22mm
    重 量 一式:4.0kg
    実施責任者 日本電信電話株式会社 山下 史洋
    共同実施者 JAXA
02ソフトウェア受信機 SDRX

テーマ名:フレキシブルな開発手法を用いたソフトウェア受信機

提案機関:NECスペーステクノロジー株式会社

設計に関するデジタルデータを関連する工程にも活用することで、高度で複雑な衛星システムを短期・低コストで開発する手法、ならびに軌道上でのオンボード書換え/動的再構成技術の実証を行う。
  • 諸元表
    サイズ 150mm×150mm×150mm
    重 量 1.4kg
    実施責任者 NEC スペーステクノロジー株式会社 土屋 正治
03民生GPU実証機 GEMINI

テーマ名:民生用GPUの軌道上評価およびモデルベース開発

提案機関:三菱電機株式会社

AI処理、SAR再生処理などの高速信号処理を可能にするため、超高速演算が可能な民生用GPUの軌道上実証を行う。また、GPUに搭載するソフトウェア開発は、モデルベース開発手法を適用し、開発期間の短縮・品質向上を目指す。
  • 諸元表
    サイズ 143mm×143mm×45mm
    重 量 0.7kg
    実施責任者 三菱電機株式会社 平栗 慎也
04水を推進剤とする超小型統合推進システム KIR

テーマ名:水を推進剤とした超小型統合推進システムの軌道上実証

提案機関:株式会社Pale Blue

水を推進剤としたレジストジェットスラスタ及びイオンスラスタの二種類の推進系を一つのコンポーネントに統合した超小型統合推進システムの軌道上実証を行うことで、競争力強化を目指す。
  • 諸元表
    サイズ 123mm×123mm×90mm
    重 量 1.8kg
    実施責任者 株式会社Pale Blue 浅川 純
05小型衛星用パルスプラズマスラスタ TMU-PPT

テーマ名:小型衛星用パルスプラズマスラスタ(PPT)の軌道上実証・性能評価

提案機関:合同会社先端技術研究所

超小型及び小型衛星用推進装置として、低電力、かつ、小型化・低価格化を実現可能な電気推進装置の軌道上実証及び性能評価を実施する。
  • 諸元表
    サイズ 160mm×130mm×100mm
    重 量 1.4kg
    実施責任者 合同会社先端技術研究所 杉木 光輝
    共同実施者 東京都立大学、山梨大学、株式会社高橋電機製作所
06膜面展開型デオービット機構 D-SAIL

テーマ名:超小型衛星用膜面展開型デオービット機構の軌道上実証

提案機関:株式会社アクセルスペース

運用終了後の衛星が軌道上に残存する期間をさらに低減させるため、デオービット機構のシステムの検証を行う。
  • 諸元表
    サイズ 2249mm×2080mm×73mm(展開時)
    重 量 1.9kg
    実施責任者 株式会社アクセルスペース 河村 知浩
    共同実施者 サカセ・アドテック株式会社
07発電・アンテナ機能を有する軽量膜展開構造物 HELIOS

テーマ名:Society5.0に向けた発電・アンテナ機能を有する軽量膜展開構造物の実証

提案機関:サカセ・アドテック株式会社

低コストな小型衛星の高性能(大電力/大容量5G通信/干渉計による高分解能観測)化に向け、発電・アンテナ機能を付与した軽量・高収納な膜構造物の軌道上実証を行う。
  • 諸元表
    サイズ エレキボックス:130mm×110mm×110mm
    膜構造部(展開時):1000mm×1000mm×230mm
    重 量 一式:2.3kg
    実施責任者 サカセ・アドテック株式会社 酒井 良次
    共同実施者 JAXA、東京工業大学

超小型衛星

01X線突発天体監視速報衛星 こよう KOYOH

テーマ名:理工学が融合した超小型衛星システムの開発と重力波天体のX線観測

提案機関:金沢大学

広視野X 線撮像検出器を搭載して、重力波を伴うガンマ線バーストなどの突発天体をX 線で撮像観測することで発生時刻や発生方向を同定し、その情報をほぼリアルタイムで国内外の地上・宇宙の観測施設に通報する。
  • 諸元表
    サイズ 493mm×450mm×488mm
    重 量 43kg
    実施責任者 金沢大学 八木谷 聡
02陸海域分光ビジネス実証衛星 うみつばめ PETREL

テーマ名:超低コスト高精度姿勢制御バスによるマルチスペクトル海洋観測技術の実証

提案機関:東京工業大学

革新的なマルチスペクトルカメラを、低コストでありながら高性能な超小型大学衛星に搭載して打ち上げる。 ミッションの運用とデータアプリケーションサービスの提供を含むこのプロジェクトは、メンバーが独自の専門知識・技能を介して無償で貢献するという非常にユニークな産学コンソーシアム「持ち寄りパーティー方式産学連携」によって実施され、スペクトルデータを利用した新しい宇宙ビジネスと、宇宙科学の新しい研究スタイルを切り開く。
  • 諸元表
    サイズ 467mm×530mm×512mm
    重 量 62kg
    実施責任者 東京工業大学 谷津 陽一
    共同実施者 うみつばめチーム
03宇宙テザー利用技術実験衛星 STARS-X

テーマ名:宇宙テザー技術を用いたデブリ捕獲の技術実証

提案機関:静岡大学

宇宙空間でテザーを1km伸展し、その上をロボット(クライマー)が移動し、ネットによるデブリ捕獲実験を行う。
  • 諸元表
    サイズ 540mm×588mm×576mm
    重 量 60kg
    実施責任者 静岡大学 能見 公博

キューブサット

01編隊飛行技術試験衛星 MAGNARO

テーマ名:回転分離を用いた超小型衛星のコンステレーション形成

提案機関:名古屋大学

連結された超小型衛星を回転分離し編隊を形成することで省リソース化、高精度化、編隊形成を達成する手法を構築し、多地点同時観測、継続地球観測を超小型衛星で達成することを目指す。
  • 諸元表
    サイズ 111mm×111mm×340mm
    重 量 4.4kg
    実施責任者 名古屋大学 稲守 孝哉
02民生用デバイス利用実証衛星 MITSUBA

テーマ名:民生用半導体と汎用機器の宇宙利用拡大を目的とした軌道上実証

提案機関:九州工業大学

民生部品データベースの付加価値を向上させる地上用半導体の軌道上劣化観測と、USB機器による観測を行うことによる、地上汎用機器の宇宙での利用可能性の実証を行う。
  • 諸元表
    サイズ 105mm×100mm×227mm
    重 量 1.7kg
    実施責任者 九州工業大学 増井 博一
03海洋観測データ収集IoT技術実証衛星 KOSEN-2

テーマ名:超高精度姿勢制御による指向性アンテナを搭載した海洋観測データ収集衛星の技術実証・持続可能な宇宙工学技術者育成とネットワーク型衛星開発スキームの実証

提案機関:米子工業高等専門学校

LPWA(LoRa)受信機と指向性アンテナを組み合わせることによる海底地殻変動観測データの収集、魚眼カメラと磁気センサを融合させたデュアルリアクションホイールによる高精度姿勢制御の実証、多地点受信に特化した衛星データ収集プロトコルを用いた衛星通信の実証を行う。
  • 諸元表
    サイズ 111mm×111mm×227mm
    重 量 2.7kg
    実施責任者 米子工業高等専門学校 徳光 政弘
    共同実施者 群馬工業高等専門学校
04一体成型技術実証衛星 WASEDA-SAT-ZERO

テーマ名:衛星筐体の一体成型技術の実証

提案機関:早稲田大学

3Dプリンタを使って衛星筐体を一体成型する技術により、ネジゼロ・機構部品ゼロ・デブリゼロを目指す。この衛星筐体を使って、平面要素で構成した(折り紙のような)膜面の展開実験を行う。
  • 諸元表
    サイズ 113mm×113mm×113mm
    重 量 1.2kg
    実施責任者 早稲田大学 宮下 朋之
05CubeSat搭載用超小型マルチスペクトルカメラ実証衛星 FSI-SAT

テーマ名:CubeSat搭載用マルチスペクトルカメラの技術実証

提案機関:一般財団法人未来科学研究所

データ処理系を含む1Uサイズのマルチスペクトルカメラを低コストに開発し、軌道上での基本動作実証を行う。
  • 諸元表
    サイズ 110mm×110mm×113mm
    重 量 1.4kg
    実施責任者 一般財団法人未来科学研究所 志波 光晴