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研究開発部門とは

JAXA研究開発部門は、JAXAの事業戦略に基づき、
国家課題解決や国際競争力向上に向けたシステムの能力や価値を高める技術の研究開発を重点的に実施し、
併せてプロジェクトの確実な実施の為、 基礎的研究の推進および基盤的技術研究の維持、向上を図っています。
また、国立研究開発法人で求められる「研究開発成果の最大化」の為、宇宙以外の分野の技術と連携し、
国民に資するイノベーション創出を目指します。

  • 将来のプロジェクトを
    先導する技術の創出
  • 基礎的・先端的技術
    強化のための研究開発
  • プロジェクト等の
    確実な実施のための
    技術開発支援

研究理念

想像を超える世界がここから

― JAXA研究開発部門が目指すもの ―
JAXA研究開発部門は、斬新な「アイデア」と高い国際競争力を持った「技術」の創出に取り組み、
宇宙を用いた豊かな社会の実現に挑戦します。
―「未来」をつくる―
先導する研究
新たな価値を生み出す先進的な宇宙ミッションやシステムの実現に向けた先導的な研究開発を推進し、宇宙から「未来」をつくります。
―「今」を「未来」につなげる―
支える研究
宇宙産業やプロジェクトが直面する「今」の課題解決を専門技術で支えます。

研究方針

国立研究開発法人であるJAXA が取り組む、10年先を見越した付加価値の高いミッションや競争力のあるシステムを生み出す価値創出活動における、宇宙システムの劇的な機能・性能向上をもたらす革新的技術や、宇宙探査等の宇宙開発利用と地上でのビジネス・社会課題解決の双方に有用(Dual Utilization)な技術等について、オープンイノベーションの仕組みの拡大・発展により、異業種を含む産業等と共同で研究開発・技術実証を推進します。

これらを通じて、技術革新及び広範な産業の振興に資するとともに、JAXAにおけるプロジェクトの推進、民間企業の競争力強化と事業化の加速、及び異業種や中小・ベンチャー企業の宇宙分野への参入を促進します。特に第4期中期計画における重点課題として以下のテーマを設定し、JAXA 内の各部門や広く関連各機関等と連携して、解決に向けた研究開発に取り組みます。

我が国の宇宙活動を支える総合的基盤の強化に貢献する研究開発
  • 我が国の宇宙輸送システムの自立性の継続的な確保や将来の市場における競争力強化のため、抜本的な低コスト化等を目指した革新的な「将来宇宙輸送システム研究開発」として、再使用技術、革新的材料技術、革新的推進系技術(液化天然ガス(LNG)、エアブリージング)、革新的生産技術、有人輸送に資する信頼性・安全性技術等について、基幹ロケットの高度化等も踏まえながらJAXA全体で連携し、総合的な研究開発プログラムとして革新的な技術の研究開発を進めます。
  • 衛星開発・実証プラットフォームの下、各府省庁、大学・研究機関、ベンチャー企業を含む民間事業者等と連携し、官民で活用可能な挑戦的で革新的な衛星技術、我が国が維持すべき基幹的部品及び新たな開発・製造方式(デジタライゼーション等)等の研究開発・実証を推進します。
  • JAXA の強みであるシミュレーション技術や高信頼性ソフトウェア技術、高い国際競争力を有する搭載機器や部品、先進的なロケットエンジン等の分野を中心に、JAXA が中核となって産・官・学の連携強化を図り、高度化する宇宙プロジェクトの競争力強化や課題の解決に貢献します。
  • 宇宙航空以外の分野とも交流、連携を深め、我が国の広範な知見を宇宙技術の強化に取り込むとともに、宇宙の技術をさまざまな分野の課題解決に活かすことで、我が国全体としての成果の最大化と波及拡大に貢献します。また、今後、宇宙利用の拡大に応じて、より拡充・強化すべき分野については、競争的資金の活用や民間資金の導入、人材の流動化に取り組み、スピード感を持った研究開発を推進します。
宇宙開発における新たな価値を創出する先導的な研究開発
  • 世界に先駆けて宇宙デブリ対策の事業化を目指す民間事業者等と連携し、新たな宇宙市場の創出に挑戦するとともに、デブリ除去技術を着実に獲得することで、我が国の国際競争力確保に貢献します。重点課題として、大型のロケットデブリを対象とした世界初の低コストデブリ除去サービスの技術実証を目指します。さらに、事業化に向けて、政府や内外関係機関と連携し、技術実証成果を基に国連等の場における宇宙デブリ対策の国際ルール化の早期実現に貢献します。
  • 民間事業者と協力し、市場ニーズを先読みした研究開発と技術の開発、実証を行うことにより、世界に先駆けた利用サービスや高い国際競争力を持つシステムの創出を目指します。
  • 新たなフロンティアである国際宇宙探査において、我が国が欠くことのできない国際パートナーとして、優れた技術と構想で計画をリードするために、環境制御・生命維持、放射線防護、重力天体等への効率的なアクセスや天体上での探査・分析において高い優位性を持つ独自の技術をさらに磨き上げる研究開発を行います。

組織図

軌道・航法・誘導・制御、通信、電源、電子部品、宇宙環境、材料領域等の主に電気系技術を専門とするユニット 熱、構造、機構潤滑、衛星推進、ロボティクス、有人宇宙環境制御領域等の主に機械系技術を専門とするユニット プログラム、数値シミュレーション、情報工学領域等の主にソフト系技術を専門とするユニット 輸送システムに関する技術を専門とするユニット 部門長 [ 稲場 典康 ] 知的財産課 角田管理課 研究戦略部 研究推進部 第一研究ユニット 第二研究ユニット 第三研究ユニット 第四研究ユニット システム技術ユニット 超小型・小型衛星宇宙実証研究ユニット センサ研究グループ 1段再使用飛行実験(CALLISTO)プロジェクトチーム ISS 搭載ライダー実証(MOLI)プロジェクトチーム 商業デブリ除去実証(CRD2)フェーズ II プロジェクトチーム
部門長 [ 稲場 典康 ] 知的財産課 角田管理課 軌道・航法・誘導・制御、通信、電源、電子部品、宇宙環境、材料領域等の主に電気系技術を専門とするユニット 熱、構造、機構潤滑、衛星推進、ロボティクス、有人宇宙環境制御領域等の主に機械系技術を専門とするユニット プログラム、数値シミュレーション、情報工学領域等の主にソフト系技術を専門とするユニット 輸送システムに関する技術を専門とするユニット 研究戦略部 研究推進部 第一研究ユニット 第二研究ユニット 第四研究ユニット システム技術ユニット 超小型・小型衛星宇宙実証研究ユニット センサ研究グループ 1段再使用飛行実験(CALLISTO)プロジェクトチーム ISS 搭載ライダー実証(MOLI)プロジェクトチーム 商業デブリ除去実証(CRD2)フェーズ II プロジェクトチーム 第三研究ユニット