研究の意義価値
宇宙機もデブリも軌道上では数km/秒の超高速で運動しているため、mm級の小さなデブリでも衝突すると宇宙機を損傷発生させる恐れがあり、大型の物体同士が衝突すれば、大量のデブリを発生させてしまう恐れがあります。大量の微小デブリの発生源となりうる、混雑軌道の大型デブリを除去する軌道上サービスの研究も実施されていますが、大量の微小デブリを除去する有効な手段はまだありません。そのため、危険なスペースデブリが軌道上に増えすぎて、危険で宇宙開発が継続できなくならないように、現在の環境を精確に把握し管理していく必要があります。また近年は地球周回軌道だけでなく月軌道や火星軌道にも宇宙活動は拡大しており、国際的なルール化議論も活発化しています。微小デブリ環境の現状や発生メカニズム、将来推移、姿勢運動等、未解明のことも多く、打上や爆発により環境は常に変化しているため、タイムリーな状況把握およびそれらの最新の知見に基づいた国際議論への参加が必要です。


