国産新型ホイール タイプL-A
特長
- 中大型衛星(質量500㎏~数千kg)に適した大型リアクションホイール(蓄積角運動量:10~80Nms)。
- 先行開発したタイプL/M設計を継承し、高信頼性を確保しつつ、機械環境耐性および出力トルクの向上を実現。
主な用途
- 3軸姿勢制御を必要とする人工衛星・宇宙機の姿勢制御アクチュエータ
- 中大型衛星(質量500kg~数千kg)に適したサイズ
主要諸元
項目 | 仕様値 | 備考 | |
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最大角運動量 | 10~80Nms | 9種の型式によって異なる | |
最大トルク |
-6000rpm ~ +6000rpm:0.2Nm以上 または -3500rpm ~ +3500rpm:0.3Nm以上 または -2000rpm ~ +2000rpm:0.4Nm以上 |
9種の型式によって異なる | |
回転数 制御範囲 |
-6000rpm ~ +6000rpm または -3500rpm ~ +3500rpm または -2000rpm ~ +2000rpm |
9種の型式によって異なる | |
ランアップ時間 | 25秒~400秒 |
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コーストダウン 時間 |
238秒~1967秒 |
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消費 電力 |
加速時 | 230W以下 | 各型式の最大回転数かつ最大出力トルクで回転時 |
定常 回転時 |
18W~35W |
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擾乱力/トルク |
【力】 2×10-2N以下 [0.1<10Hz] 2×10-4×f2N以下 [10~100Hz] 2N以下 [100<200Hz] 【トルク】 4×10-3Nm以下 [0.1<10Hz] 4×10-5×f2Nm以下 [10~100Hz] 4×10-1Nm以下 [100<200Hz] |
fは周波数 | |
電源電圧範囲 | 30.0~52.0Vdc | - | |
機械環境 |
【正弦波】 196.1m/s2(20G) 【ランダム】 159.4 m/s2(面内)、195.9 m/s2(面外) |
- | |
温度範囲 |
【動作時】-5 ~ +60℃ 【ターンオン時】-15 ~ +60℃ 【非動作時】-30 ~ +70℃ |
- | |
寿命 | 地上 保管時 |
5年以上 | - |
軌道上 | 10年以上 | - |
その他技術情報
外形寸法図 | 別紙1(PDF形式 328KB) |
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耐環境条件 | 別紙2(PDF形式 63KB) |
搭載宇宙機(例)及び打上げ日付 | ASTRO-Hに搭載、FY26打ち上げ予定。 |
JAXA開発担当部署 | 研究開発部門 第一研究ユニット |
登録番号 | GHA004 |
登録日 | 2015/2/2 |
特許番号(公開番号) | N/A |
参考文献 | N/A |
備考 | N/A |
製造業者
三菱プレシジョン株式会社
神奈川県鎌倉市
https://www.mpcnet.co.jp/index.html