搭載ミッション

 

主要実験機器解説

マルチモード統合トランスポンダ(MTP)

今後の衛星に活用予定の4種類の通信機能を従来のトランスポンダのサイズに収まるよう小型軽量化
  • USB機能(従来衛星と同じバス系テレメトリコマンド機能)
  • QPSK機能(伝送速度の高速化)
  • CDMA機能(複数衛星運用に対応した干渉回避、同時追尾)
  • SSA機能(衛星間通信機能)

MTP軌道上実証実験概念図
 

スペースワイヤ*4実証モジュール(SWIM)

JAXAが宇宙用に開発した高速MPU*5を用い、新しい国際標準であるスペースワイヤ規格を発展させた次世代ネットワーク型データ処理技術の実証

*4 スペースワイヤ:人工衛星などの宇宙機器に搭載する通信ネットワーク装置。
*5 MPU:マイクロプロセッサユニット。計算機の中枢となるデータ処理チップ。

スペースワイヤ実証モジュール(SWIM)は宇宙用計算機 SpaceCube2(SpC2)とセンサモジュール SWIMμν(Smn)のふたつの機器で構成されています。

 

SpaceWire通信の概要

  • 検出器データはデジタルボードが生成し、SpaceCube上のデータレコーダに格納する。
  • デジタルボードには2つの経路からアクセス可能であり、SpaceWireの特長の一つ「冗長な通信系」を宇宙実証する。
 

先端マイクロプロセッサ軌道上実験装置(AMI)

64ビットMPU、SRAM、 DC/DCコンバータ等の開発品を搭載
  • MPUは320MIPSで動作
    (軌道上で稼働する宇宙用マイクロプロセッサとしては、世界最高性能)
  • MPUキャッシュ、SRAM上で発生する放射線によるデータ反転を検知・訂正する機能
  • DC/DCコンバータの電気特性チェック機能
 
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