産業界の強い要望でもある軽量で信頼性の高い航空宇宙システムの実現に必要な先進複合材料の一層の実用化を図るために、先進複合材データベースの構築・公開、強度特性評価技術基準の確立、高機能複合材料の開発、革新的適用技術の開発を目指して基盤研究を進めています。
航空宇宙用先進材料に関する研究拠点として、我が国の航空宇宙産業の発展に寄与するために、先進複合材料の開発、強度評価などの基礎研究から当グループが所有する高度試験設備、試験技術を活用した応用研究に至るまで戦略的に展開していきます。さらに、産学官の外部機関とも連携し、航空宇宙材料開発に必要なデータの共有化や社会ニーズに応じた基盤技術の獲得も進めていきます。


複合材技術研究センターでは、2001年4月より先進複合材料力学特性データベース構築作業を本格的に開始し、2002年1月に約1000点のデータを持つ先進複合材料力学特性データベースシステム(Ver.01/01)をインターネットを通して外部公開しました。
2003年9月に公開した最新バージョン(Ver.03/01)は、約1600点のデータを持っています。その特徴として、MIL-HDBK-17型の データの固まりの階層を用意し、検索をより行いやすくしました。また、(財)日本航空機開発協会が実施している革新的軽量構造設計製造基盤技術開発 (ISTRプロジェクト)で実施した素材レベル強度データを取り込みました。
本データベースは、日本複合材料学会の中にJAXA-DB委員会(委員長:邊 吾一 日本大学教授)を結成し、産業界からのニーズの強さ、材料の将来性などを総合的に勘案しながら試験材料の決定を行っています。
先進複合材料力学特性データベースシステムJAXA-ACDB
(http://www.jaxa-acdb.com/)